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【d NEO BANK】住信SBIネット銀行がまだ現役である理由!SBI新生銀行と比べたメリット

d NEO BANK のサービス改定「住信SBIネット銀行」の活用を見直している方も多いのではないでしょうか?

確かに一部のサービスは変更されましたが、この銀行が提供する最大のメリットは健在です。そのメリットとは、やはり最大10個まで無料で作成できる「目的別口座」機能

旅行資金、教育費、予備費、推し活費...。メイン口座とは別に、用途に合わせて最大10個の「サブ口座(財布)」をアプリ内で瞬時に作成し、自動で振り分けることで、誰でも簡単にストレスフリーな先取り貯蓄と家計の「見える化」が実現します。

改悪後も「まだ使える」どころか、この機能こそが“最強のマネーハック”です。この記事では、住信SBIネット銀行の「10の目的別口座」を最大限に活かし、あなたの貯蓄と家計管理を劇的に改善する具体的な活用法を徹底解説します!

💰目的別口座の使い分けが抜群に便利

d NEO BANK の一つ目の優位性は、目的別口座の使い勝手が非常に便利であるという点です。

目的別口座とは、同一の名義で複数の小さな口座を作れる制度で、1人10個まで目的に応じた口座を作ることができます。分霊箱のようなものです。

例えば、直近旅行に行く予定があり、その代金は使わないように取っておきたい。奨学金の返済予定のお金は取っておきたい。親戚からもらったお祝いのお金は別で大事に取っておきたい。こういうときありますよね。こういう時に便利なのが目的別口座です。

ATMやネット銀行が広く普及する前の時代に、お父さんが貰ってきた給料をお母さんが「家賃」「食費」みたいに封筒に分けてるシーンをドラマなどで見たことある方も多いのではないでしょうか。あれです。あれをスマホでネット上でできるわけです。

「合計のお金の額は変わらないんだから、意味なくない?」と思ったあなた、まだまだです。

人間の頭というのは見た目に簡単に騙される作りをしています。銀行口座に200万円あったとして、旅行の代金に15万円取っとかないといけないのに、ついついそこから使ってしまって、気づいたら「あら金欠〜?!」なんてなるのが人間の性なのです。

そもそも人間の脳がよくできた作りだったら全人類とっくに貯金を達成しています。

そう、人間の脳は数字に弱いのです。だからこそ目的別口座が真価を発揮するのです。

住信SBIネット銀行公式アプリより作成。このように目的別口座を作成できます。

目的別口座があれば、画像のように綺麗に用途別に現金を整理できます。

そしてATMから現金を引き落としたり振込をしたりする際、この目的別口座からは現金は一切減りません。

円普通口座(メインとなる代表口座です)から引き落としや振込がなされます。

そう、突発的な用途から目的別口座は守られているのです。だから安心して旅費は旅費、生活費は生活費と取っておけるわけです。

SBI新生銀行でも似たような使い方はできますが、結論から言うとこちらは目的別口座を1個しか作れません。

厳密に言うと目的別口座ではなくハイパー預金というのですが、口座を分けるという観点で言うと1個しか新たに別口座を作れないという点では SBI 新生銀行は劣ります。

一方、SBI新生銀行が dNEOBANK に勝っている点として、この目的別口座の金利が高いと言う点があります。

実際、dNEOBANKの目的別口座は金利0.20%で、SBI新生銀行のSBIハイパー預金は0.42% (いずれも税引き前)となっています。金利の点では SBI 新生銀行の圧勝ですね。

ただ、留意してほしいのは、銀行でお金を増やすという発想は正しいのでしょうか??本来、複利の力で増やすべきなのは投資によってであって、銀行預金によってではありません。

銀行預金は現金を貯蔵する場所なので、現金の引き出しやすさや使い勝手、生活防衛資金の保護を最優先に考えるべきなのです。ですので、この金利差はdNEOBANKを否定する直接の理由にはならないと私は考えています。

この金利差が使う銀行の決定要因になるかを考えるにあたって、少し計算をしてみようと思います。

例えば200万円を生活費および生活防衛資金として現金で保有する場合、dNEOBANKだと1年で4000円、SBIハイパー預金だと8400円(いずれも簡単のため税引き前)となります。

うーん、こうして金額を提示されるとSBIハイパー預金の方がおトクな気もしてきます。この辺はご自身の現金預金の保有額と、この差をどう考えるか次第ということになってきそうです。

確かに金利差はあるものの、どちらの銀行を使うのかは本章で説明した目的別口座の使いやすさや、今から説明する各銀行の特徴を踏まえて総合的に判断していただければと思います。

📱アプリでATM

次にdNEOBANKとSBI新生銀行の比較をするにあたってよく話題になるのが、この「アプリでATM」機能の有無です。結論から言うと、この「アプリでATM」機能はdNEOBANKにはありますが、SBI新生銀行にはありません。

アプリでATMとは、dNEOBANK のスマホアプリから現金の引き出しと預け入れを、キャッシュカードなしで実行できる機能です。財布なしで外出しても現金を引き出せるので、非常に便利な機能で重宝しています。

キャッシュカードを持ち運ぶというのはやはり大きなリスクです。紛失したら終わりですからね。

一方、スマホは常に持ち歩くものですし、スマホにも顔認証があり、dNEOBANKにも顔認証があるためダブルで安心です。暗証番号4ケタのキャッシュカードよりセキュリティ面ではるかに優れています。

アプリでATMサービスは全国のセブン銀行、ローソン銀行のATMで利用可能です。

このアプリでATMを利用する場合、セブン銀行とローソン銀行の利用手数料は何回でも無料なのです!これが非常に大きな強みです。しかもセブンとローソンというのが強い。

というのも、銀行のATMだとちょうど店舗のATMが見当たらなかったり、地方に行くとなかったりします。

しかしセブンとローソンであれば日本全国にありますし、コンビニでなくても地下鉄の駅やサービスエリア、空港など様々な場所で利用可能なのです。至る所ですぐに現金利用でき、

しかも手数料が月何度でも無料。しかも24時間営業。これはすごいメリットです。

一方、SBI新生銀行はスマホアプリでの現金対応は取り扱っておらず、キャッシュカードのみとなっています。また、手数料も完全無料ではなく条件付きです。とはいえ、現金の預け入れに関しては無料ですし、引き出しに関してもシルバーステージに到達すれば何度でも無料です。シルバーステージに到達するには給与振込月1回以上で達成できますし、そこまで難しくありません(あるいは最も低い2ヶ月をのぞいた月の平均預け入れ金額が100万円以上、またはSBI新生銀行所定の投資商品の年間残高10万円以上などでも達成可能です。詳細な条件はこちらの公式サイトでご確認ください)。

とはいえ、キャッシュカードの携帯が必須ですし(財布が少し重くなるし財布の携帯が必須)、キャッシュカードにICチップが搭載されていないため、不正利用の危険が高い、磁気に弱いという大きな弱みがあります。どうやら10年以上このカードは変更されていないようで、ここはSBI新生銀行に大きく変わってほしい点ですね。

ただ、SBI新生銀行にも強みはあります。1点目として、スマホの電波が悪い時はキャッシュカードを使えるSBI新生銀行に軍配が上がります。dNEOBANKの読み込みは少し遅い時があります(顔認証やロード画面が長い)。想像してみてください。朝のラッシュの地下鉄駅で現金を下ろさないといけない。後ろは長蛇の列。後ろから感じるため息とイライラ。このプレッシャー下でスマホを取り出しポチポチ操作できるでしょうか(私はできます)。こういう場面に備えたいという方はキャッシュカードのSBI新生銀行でも良いのかもしれません。

2点目として、ファミリーマートでもATMを使えるという点です。dNEOBANKはセブンとローソンだけが対象ですが、SBI新生銀行はセブン・ローソン・ファミマ・イオン銀行・VIEW ALTTE・PatSat・ゆうちょ銀行(ただしゆうちょはステージ問わず出金に手数料がかかります)なども広く対象です。近くにファミマしかない場合はSBI新生銀行の勝ちですね。あと、スーパーやJRの駅でATMをよく使う人もSBI新生銀行がオススメです。

総合的に利用環境による、となってしまいますが、まあスマホの電波とかファミマしかない状況とか最悪ケースは考えたらキリがないので、一旦dNEOBANKの方がアプリでATMを利用でき、手数料が無料という点で圧倒的に有利です。

無料振込回数

では他行宛振込回数の手数料について見ていきましょう。同じ銀行間の振込という限定的な状況はここでは省きます。

dNEOBANKは、ランク2なら月5回、ランク3なら月10回無料です。スマート認証NEOを導入している方ならランク2以上が確約されます。なので、実質月5回以上他行宛の振込が無料です。ランク3にするには、給与受取1回で達成です。あるいは、SBIハイブリッド預金に月末残高あり、または総額預金残高が月末300万円以上でランク3達成なのでとても簡単です。(ランク4以降は現実的でないのでここでは省きます)。

一方、SBI新生銀行の場合はランクがスタンダードなら月1回無料、シルバーで月3回無料、ゴールドで月5回無料、プラチナ・ダイヤモンドで月10回無料となっています。ただし、ゴールド以降に到達するには非常に厳しい条件となっています。達成条件はいくつかあるのですが、一番簡単なのを見てみましょう。ゴールドは現金預金の年間判定残高100万円以上かつ投資商品の年間判定残高10万円以上となっています。これは比較的簡単です。プラチナは現金預金の年間判定残高500万円以上かつ投資商品の年間判定残高10万円以上です。プラチナは少し厳しいかもしれません。

実質自動的に達成される条件で比較すると、dNEOBANKは月5回、SBI新生銀行は月3回と比較できそうです。もちろん預金残高や利用状況によるのですが、この比較を一つのベンチマークとして良さそうです。

とはいえ、どの銀行にも改悪の可能性もある

ここまで聞くと、dNEOBANKの長所が目立ちますが、上記の情報は現時点でのものです。

今後、dNEOBANKはドコモグループによって改悪される可能性が高いです(と、多くのYouTube動画で予想されています)。想像できるのは「ドコモ回線を持っている方は目的別口座を利用可」とか「スマート認証NEO導入+ドコモ各サービス利用でランク2に到達」とかですね。

もちろん、SBI新生銀行にも改悪の可能性はあります。というか、どの銀行にも改悪の可能性があります

未来の話はわからないので、ちゃんと情報をつかんで行くしかないわけですね。

結論

dNEOBANKの改悪が予想されている中、この記事ではdNEOBANKの使いやすさを全プッシュさせていただきました。

実際、dNEOBANKは使い勝手が非常に良く、デザインも優れていて使っていて快適なのです。大事な大事な私の推し銀です。

これからも推し銀であって欲しいですし、周りに布教したいのです。

ということで、住信グループ・ドコモグループの皆様、今後もよろしくお願いします!!!

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